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大手仮想通貨取引所が発表した上場予定銘柄一覧・各銘柄に関する情報を紹介

 仮想通貨の上場予定一覧は、将来性のある銘柄や注目の集まっている銘柄を知るきっかけにもなるので、非常に重要なものです。この記事では、最近話題になった上場予定銘柄一覧にある仮想通貨の種類と特徴について紹介します。

目次

大手仮想通貨取引所が発表した、上場予定一覧

 2022年6月8日に、アメリカの大手仮想通貨取引所である「コインベース」は新たに上場予定の仮想通貨16銘柄を公開しました。上場予定銘柄は、今後の将来性と現在価格の乖離が発生し、利益も損失も比較的大きくなることが予想されるため、仮想通貨投資家から高い注目を集めています。

各銘柄に関する情報

 ここからは、2022年6月8日にコインベースが発表した上場予定16銘柄の主要なものの種類と特徴について説明します。             

Aleph im(ALEPH)

 Aleph imは、DeFiとWeb3向けのクラウドコンピューティングの簡素化ブロックチェーン対応アプリが、数行のコード内で信頼できるオフチェーンデータまたは計算に安全にアクセスできるようにするための技術を使った仮想通貨です。今後のクラウドコンピューティングやDeFiの需要の高まりから、将来性を感じられている銘柄です。なお、ギャラクシー・デジタル・ホールディングスのCEOであるマイケルノボグラーツ氏が、「2022年はDeFiの年になる」と予想しています。2021年の顧客確認政策問題が解決されるだろうとインタビューで回答しています。

Chrono tech(TIME)

 Chrono tech(TIME)は、複数のブロックチェーンの時間ベース通貨です。ChronoBank Projectは短期雇用を長期雇用としてアクセスしやすく、報酬を与えるようにすることを目的としており、従業員が自分のスケジュールを決める柔軟性を与え、時間や知識、評判を公正に捧げています。 ChronoBankは、労働者が商品・サービスのために労働時間を提供する、タイム・バンキングの試行錯誤モデルを参考にしています。しかし、タイムバンクでは、業界や業績に関係なく、決められた時間の労働時間が他のものと同等である必要があります。 ChronoBankはブロックチェーンと関係するテクノロジーを活用して、自由な市場アプローチに貢献し、21世紀の世界経済ニーズに対応し、従来金融システムに代わる魅力的なソリューションを提供します。

 Drep(DREP)

 DREPは分散型評判エコシステムを構築するためのブロックチェーンです。よく勘違いされがちですが、プロトコルではなく「DREP上」にあるプロトコルやプラットフォームを含め、エコシステムを構築しようというプロジェクトになっています。レビューをよく見るように、インターネットにおいて評判は非常に価値が高いものです。それをブロックチェーンという透明性が高い技術を用いて単一化していこう、というプロジェクトだと考えましょう。

Elastos(ELA)

 ELAはデジタル資産管理販売プラットフォーム「Elastos」で使われるトークンです。Elastosは、デジタル資産を開発・識別・売買するためのプラットフォームです。アプリ開発者は、Elastosでアプリ開発が行われて、開発したアプリケーションはデジタル資産としてブロックチェーン上に登録されます。デジタル資産には独自URLが与えられ、そのURLにて資産価格や量を管理します。ユーザーは他のプラットフォームを介することなく、アプリに直接アクセスします。Elastosはデジタル資産を誰がどれだけ持っているのかブロックチェーンを使って管理・把握して、デジタル資産を実資産と同様に自由に売買できる環境を提供します。ELAは、Elastosでの取引や投資、ブロックチェーン処理手数料等に使うトークンです。総発行枚数3300万枚のうち、50%はエコシステム開発のために使用されます。トークンの自然な損失を補い、またインフレになるために、ELAの流通量を年4%の比率で増やします。

 著作権管理とブロックチェーンの相性は間違いなく良好で、サイドチェーンを採用していることはプラスですが、似たプロジェクトがいくつか存在しているのがマイナスとなります。例えば、先行するプロジェクトであるTaoは、アーティストや所属事務所に帰属する著作権管理プラットフォームであり、Elastosとよく似ています。TaoとElastosどちらが優れているかと聞かれると、これはもうなんとも言えません。今後の開発やマーケティング次第でしょう。

HOPR(HOPR)

 HOPRのネットワークは分散型でインセンティブつきのmixnet(混合ネットワーク)でできています。したがって、ユーザーデータやメタデータにプライバシーを提供でき、データは複数ノードを中継することにより、送信者と受信者だけがデータの発信元、宛先、またはコンテンツがわかるようになっています。また、HOPRの「プルーフ・オブ・リレー」のメカニズムは、全てのノードの所有者がデータを中継するのと引き換えにトークンをもらえる仕組みです。誰でもHOPRノードを実行でき、トークンを獲得し、オンラインデータのプライバシー強化に貢献できます。さらに、HOPRの2重スケーリング・ソリューションは確率的な支払いのチャンネルをベースとしています。そのため、ノード所有者のメタデータを守りながら、不要となるブロックチェーンの引取料金または、完全に分散化された決済が保証されます。

LockTrip(LOC)

 LOCは、旅行業界で使用される暗号資産を開発する「LockTripプロジェクト」で使用されているトークンです。イーサリアムをベースとした「スマートコントラクト」と呼ばれる契約の自動化システムを導入することで、ユーザーは安全かつ手数料無料でホテルが確保できます。LockChainは、ユーザーが業者を介さずに宿泊施設を直接予約できるサービスを提供するブロックチェーンであり、LockChainを活用して作成されたサービスが「LockTrip」です。LockTripはすでに稼働しており、様々な宿泊施設を予約できます。LockTripでは、1つのWebサイトやアプリ上でいくつかのホテルを比較できて非常に便利です。滞在日・部屋数、人数等で細かく絞込検索もできて、通常のホテル比較サイトと同じ感覚で使えます。

まとめ

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。仮想通貨の上場予定銘柄一覧には、将来性のあるものや利益率の高いものも含まれていることがあるので、情報が入ったら各銘柄について情報収集しておくと、投資の成績向上が期待できますよ。

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この記事を書いた人

新卒で野村證券に入社。15年ほど富裕層営業を担当する。在職中に、不動産投資で数億円の資産形成を行い退職。現在は株式、仮想通貨、エンジェル投資、不動産運用で生活。保有資格:宅建士、証券アナリスト。

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