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ブロックチェーンを可能にした技術を投資に興味のある初心者の方向けに徹底解説!!

ブロックチェーンは、仮想通貨を成立させるために生まれた技術です。簡単に説明すれば、安全にデータ管理をするための技術です。でも、一体どのような技術を駆使してブロックチェーンが成り立っているのかを知りたい方は多いことでしょう。
そこで、今回は、ブロックチェーンの技術の詳細についてご紹介していきます。

目次

ブロックチェーンとは何か

 ブロックチェーンとは、情報を安全に管理するための技術のことです。現在主流として使用されているのは特定の企業が情報の管理者となって一括管理する体制です。一方でブロックチェーンの情報管理の方法は、特定の管理者が存在せず、参加者全員による共同管理によって成り立ちます。
暗号化した情報をブロック型の箱に詰めて、時系列上に並べて、チェーン上に繋ぎます。この暗号化された情報を全員で共有します。仮に、一部のパソコンから不正行為を行う者が出現したとしましょう。
 しかし、その他のパソコンのデータは不正行為される以前の形で残ります。だから、他の参加者が直ぐに異変に気付いて露見してしまいます。
 そのため不正行為を成立させるためには、参加者全員のパソコンに対して行う必要があります。そこまでの膨大な作業をすることは不可能なため、不正行為を防ぐことに繋がります。

ブロックチェーンの主な特徴

「管理する主体がいない」

 ブロックチェーン技術は分散型台帳システムを採用しています。これは、特定の企業が管理者としてトップに立つ中央集権型の逆の発想です。特定の権力者を必要とせず、特定のコミュニティに参加している人間全員が、対等な立場として存在することになります。

 

「情報を暗号化」

 取引の情報を安全に管理するために、暗号化技術の一つとし て「ハッシュ関数」と呼ばれるものを使用します。これは、情報に含まれている文字数を元にして導き出される固有の数字を意味します。そのため、少しでも情報を操作した場合には、この数字が変わってしまうため、直ぐに異変に気付かれてしまいます。


「情報の共同管理」

 情報源が一括管理している場合には、ハッカー攻撃の対象にされやすい危険な一面があります。さらに、社内において都合の悪い情報などがある場合には企業の独断で一方的に情報を操作することが可能です。しかし、ブロックチェーンにおいては、特定のコミュニティに参加している人間全員が、同じ情報を共同管理することによって、不正行為を未然に防ぐことを可能にしています。

「システムが稼働し続ける」

 従来のシステムだと一部の企業が情報を一括管理しています。この方法だと、情報が一カ所に集中しているため、予測できないトラブルが発生してシステムがダウンした際には、復旧するまで何もすることが出来なくなります。しかし、ブロックチェーンでは、参加者全員のパソコンからの共同参加の方法を採用しています。仮に、一部のパソコンがシャットダウンすることになったとします。

それでも、その他大勢の人間のパソコンは起動しているためシステムが停止することは可能性としては低いです。

ブロックチェーンのメリット

「データへの不正な改ざん行為の防止」

 従来のように情報を特定の企業が一括管理している状態であれば、一カ所を攻撃対象とすれば不正行為が成り立ちます。しかし、ブロックチェーンは情報管理が一カ所ではなく、不特定多数の人間が管理しています。同じ情報を共有しているため全てのパソコンに対しての不正行為を行う必要があります。ですが、それは膨大な作業量となり実質不可能な行為になるため、不正行為の防止を実現しています。

「運用コストが安価に抑えられる」

 特定の企業が情報を一括管理するためには膨大な設備を準備する必要があります。そのため設備投資に多額の資金が必要となり、利用者である私達にその負担が課せられることになっていました。しかし、ブロックチェーンを用いた情報管理においては、特定の企業に頼る必要がありません。大勢の人間のパソコンによる共同管理で済む為、膨大な設備投資が不要になる分だけ利用する私達の負担は軽減されることに繋がります。

「情報への信頼性が高い」

 情報が不特定多数の人間で共同管理するということは、それだけ情報を気軽に閲覧することも可能ということです。ですので、情報の透明性という面で高い信頼性を得ることができます。

ブロックチェーンのデメリット

「一度記録したデータの修正・変更が不可」

 ブロックチェーンを利用しているため不正な改ざんや複製が不可能というセキュリティ面が極めて高いレベルを誇っています。しかし、これは裏を返せば、一度入力した情報を入力し直すことも難しいことを裏付けています。間違った情報を記録してしまったとしても、記録の書き変えはできずに、そのまま残り続けることになってしまいます。

「データ処理が遅い」

 取引履歴を管理するブロックに入れてもらうためには、マイニング計算をしてもらう必要があります。このマイニング計算は自動ではなく、あくまでも人間が計算して処理する手続きになります。そのため、一定の時間帯にマイニング計算が集中した際には計算が追い付かずに処理速度が非常に遅くなってしまう可能性があります。

「悪意ある人間の参加も可能」

  ブロックチェーンというのは、世界中のネットを経由してこられる人であれば誰もが参加することが可能です。そのため、犯罪集団の人間が、少数の人しか存在しないブロックチェーン内に集団で入り込んできた際に、不正行為をされる可能性があります。

まとめ

ブロックチェーンの技術の特徴は、徹底した安全な情報管理を目指したところにあります。
・不正行為の対象を一カ所ではなく、不特定多数に分散している。

・情報を参加者全員による共同管理にする。
・一部のパソコンだけではなく、全てのパソコンに不正行為をしなければ成立しない。

全ての要素が情報源を犯罪行為から守るための手段となっていて、高い信頼性を構築することができます。しかし、ブロックチェーンが考えられてからまだ14年ほどしか経っておらず、決してシステムとして完璧とは言えない部分もあります。様々な問題点も今後徐々に緩和されていけば、私達の生活にももっと浸透してくることも充分に考えられる話です。

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この記事を書いた人

新卒で野村證券に入社。15年ほど富裕層営業を担当する。在職中に、不動産投資で数億円の資産形成を行い退職。現在は株式、仮想通貨、エンジェル投資、不動産運用で生活。保有資格:宅建士、証券アナリスト。

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