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ブロックチェーンは、今後ビジネス世界に広まっていくのか?私達の生活に与える影響も含めてご紹介します!!

ブロックチェーンの技術が仮想通貨だけでなく、他のビジネスにおいても応用することができると話題になっています。これは、今までに無い新しいビジネスが誕生する可能性を示唆しています。
そうなると今後急激に成長して多くの利益を獲得するかもしれません。
そこに目を付けた一部の企業は既に動き始めており、徐々に拡大傾向にあります。
成長していくと思えるビジネスがあるのであれば、投資をしていきたいと思う方も多いはずです。
そこで今回は、現在どのようなビジネスがブロックチェーンを利用して動いているのかを投資に興味のある初心者の方にご紹介していきます。

目次

ブロックチェーンとは何か?

ブロックチェーンとは、取引履歴をブロックごとに暗号化して、時系列に並べてチェーン上に繋いで情報を管理することを指します。特定の企業が一括管理する中央集権型の方法ではなく、コミュニティに参加している参加者全員による情報共有によって管理します。

従来からのビジネスの問題点

個人情報の漏洩

 現在の私達のビジネスは基本的には、中央集権型と呼ばれる方法を採用しています。この方法は、特定の企業がサービス利用者の個人情報 を一括で管理することになります。
 管理するのが大企業だからセキュリティも万全だろうと安心できるわ けでは決してありません。むしろ大企業だからこそ多くの情報を所有していてハッカーの攻撃対象とされてしまいます。さらに情報が一カ所に集中しているため狙いやすいともいえます。

情報に対する信頼性

 情報を管理しているのが特定の企業の場合だと情報は基本的に機密情報となるため公開されることがありません。一体どのように管理して利用しているのかも全く私達は知ることができないのです。
 そのような密閉された中で管理されている情報には透明性は無く、信用できるものではありません。企業側にとって都合の悪い情報があれば好きなように操作できてしまいます。

 

ビジネスとしてブロックチェーンに期待すること

セキュリティが厳重な情報管理

 ブロックチェーン技術を利用した情報管理は、中央集権型とは違い一つの企業が管理しません。特定のコミュニティに参加している人間による共同管理であり、常に多くの人間に監視されている状況です。

 さらに情報自体は暗号化して記録されて保管されます。暗号化された 情報と同様のものを全員で共有しているため一部のデータに不正行為 が発生しても、他の人のデータには異常がないため違いがすぐに発覚 してしまいます。

情報への透明性の向上

 ブロックチェーンは、非中央集権型のため特定の企業が情報を独占し て管理しません。コミュニティに参加している人間全てに情報を閲覧することが可能となっています。
 公開されている情報は、セキュリティの高さから不正行為が難しく、さらに情報を誰でも見れるという要素があるため透明性・信頼性は非常に高い状態を獲得できます。

仲介者無しで売買が可能

 銀行などの金融会社を通してお金のやり取りをしないと私達のビジネ スは成立しません。ただ、仲介者を通しているためいろいろな制約があるため迅速な取引を行うことができませんでした。
 しかし、ブロックチェーンにおいては、仲介者を必要とせずに当人同士で直接支払いが可能になります。そのため金融機関の営業場所や時間、支払い手数料などの影響を受けることがないため業務の効率化を図れます。

ブロックチェーンを採用したビジネスモデル

募金活動

 私達が街を歩いている時やお店のレジで買い物をする時などに募金箱 をよく見かけます。しかし、募金したお金が宣伝されている通りの人道的な使い方がされているのかを私達は知ることができません。実際に募金活動で得たお金を不正利用しているニュースも見かけることがあるため社会的信用が高いとは言い難い状況です。
 そこで、募金活動に対してブロックチェーンの技術を使用すれば募金 したお金の現在の状況を追跡して誰もが確認することができるようになります。記録された募金額の情報は改ざんできないため不正な使い方をすることができないのです。そうなれば信用度の極めて高い募金活動を行うことが可能となり、信用してお金を寄付してくれる人も増加します。

協力関係のある会社同士の共通資料

 世の中には沢山の会社が存在していて、職業によって会社は違っても業務の連携無しには成り立たない仕事もあります。しかし、複数の会社が協力して仕事をする際には、お互いの仕事に関する資料を把握し合う必要があります。

仕事が発生するたびにお互いの資料を確認して理解するまでには時間を消耗してしまうため作業効率が悪くなってしまいます。

そこでお互いが信用できる資料を作成するのにブロックチェーンが活躍します。改ざんが不可能なデータであるためお互いが納得して取り決めた資料に対して後から書き換えることはできなくなります。そのため今までは仕様が違うと新しい資料を作成する必要がありました。ですが共通の資料があれば、別々の資料を作成せずに仕事を進めることが可能です。

著作権の管理

 他人の作成した資料を本人の許可なく不正に利用することで発生する 著作権の問題に対してもブロックチェーンは有用です。自分が作成した貴重なデータをブロックチェーン上に記録して管理すれば私達は自分にこそ著作権があると堂々と主張ができ、それでいて他者が勝手に利用するのは不正行為であり不可能な行動となります。主に情報発信の仕事をしているアーティストや小説家、画家の人達が使用すればコピーによる利用も防止できて発信した情報の価値を高めることができます。

まとめ

 ブロックチェーン技術を使用すれば今までに無い新しいビジネスを生むことになります。それは、ビジネススタイルにこれ以上の変革は無いだろうと考えていた人達にとっては衝撃的な状況になります。

今までの体制が中央集権型中心であったのに対して、正反対の非中央集権型の方法を取るのですから当然のことです。しかし、それだけ変化の激しいことをやるには世間の認知度と理解も不可欠です。難しい技術を使用しているため世間一般に浸透するには非常に時間がかかります。だからこそ、今の段階で先行投資をしてビジネスを定着させていこうとする企業は、未来を見据えた上での行動でしょう。近い将来にブロックチェーンを主体とする非中央主権型のビジネスが定着していけば私達は1人の従業員として働くのではなく、事業主としてビジネスを行う側の人間になるのが当たり前になるかもしれません。

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この記事を書いた人

新卒で野村證券に入社。15年ほど富裕層営業を担当する。在職中に、不動産投資で数億円の資産形成を行い退職。現在は株式、仮想通貨、エンジェル投資、不動産運用で生活。保有資格:宅建士、証券アナリスト。

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